とまじゅの見たもの

釣り×バイク×育児×岐阜

我が子の臍(さい)ヘルニア

娘が生まれて数日後、オムツ交換していると「なんかこの子出べそだなー」と思って見ていました。「生まれたばかりだからだな。そのうち引っ込むだろう」と思いしばらく気にも留めずにいました。
女の子だから、できれば出べそじゃない方がいいよなーと思いつつ…。

 

そのうち引っ込むだろうと安易に考えていたけど、少し心配。
そこで、妻に1か月検診の時に、かかりつけのクリニックで診てもらうようお願いしました。

 

すると、臍ヘルニアだと思われると…。

「ヘソヘルニア」ではなく「サイヘルニア」と読みます。

調べてみると

体内の臓器などが、本来あるべき部位から「脱出・突出」した状態を指す。

つまり、ヘソの筋肉層の隙間から、腸が内側から出ようとしている状態ですね。


ヘソを押し込んで綿球で固定して治る場合と切除が必要になる場合があるらしいです。
まれに、出ベソの中に尿管が入り込んでいる例もあるから、安易に切除はできないと言われました。


そこでクリニックから県の総合医療センターに紹介されることに。それまでは、沐浴時などに爪で引っ掛けないようにと言われた。

f:id:to-ma-to-juice:20200422101428j:plain

治療前の臍ヘルニア





2週間後総合医療センターの小児科へ。

娘の場合はヘソを内側から尿管によって圧迫されたものではありませんでした。
どんな処置をするのかと思いきや、糸のようなものを出ベソ部分に巻いて、一瞬で切除されました。
そして、ヘソに綿球を当てて上から透明なフィルムで固定されました。

医師から「しばらくはこのまま圧迫していていください。それからは、適宜綿球を交換してください」と…。
家に帰ってから、しばらくっていつまでだ?と疑問を持ちつつ過ごし、10日くらいが過ぎた時…。
ん?何か匂う…どこからだ?と妻と二人で周囲をクンクンしていると…。


娘のヘソからだ!!


ヘソを洗うことが出来なかったので、臭くなっていたんです。
綿球を外すとそのころにはヘソは引っ込んでいた。
その後も1か月くらいは毎日、お風呂の時に綿球を交換し圧迫を続けました。
今ではすっかり引っ込んでいます。

 

f:id:to-ma-to-juice:20200422101038j:plain

綺麗に治りました。

1か月頃より、赤ちゃんの5~10%にみられ、生後3か月頃まで増大します。しかし、90~95%の方は、おなかの筋肉が発達してくる1歳頃までに自然に治ります。一方、2歳を過ぎて膨隆が続いている場合、自然に治ることはほとんどありません。

 

赤ちゃんに障害が残るわけでもなく、心配のいらないと言われることであっても、我が子の話となると心配ですね。